COCに関するお知らせ

2014.02.02 00:00

【終了】子どものアート研究会開催(地域志向教育研究)

研究会について

この研究会では、松戸市の保育者と学生が協同して行う、地域の特色を活かした造形表現指導の実践的研究を行います。

平成25年度地(知)の拠点整備事業・地域志向教育研究
「松戸市における保育の造形表現指導の実践的研究」

目的

  1. 大学と保育者とのネットワークの構築及び学生の知識や実践力、仕事力(コンピテンシー)の向上
  2. 研究成果を松戸市の保育施設等に紹介し松戸市の地域子育て力の向上に貢献する

研究会概要

研究代表者:聖徳大学短期大学部保育科 講師 北沢昌代

日 時:平成26年2月2日(日)13:00~15:30

場 所:聖徳大学 第1図画工作室

参加者:保育士、学生、幼児

アドバイザー:小串里子先生

研究会内容

 幼児が粘土を教材として活動したり表現したりする意義や、育つ力について、地域の保育士、聖徳の学生が実技を通して共に研究する。

スケジュール
 13:00 開会挨拶
 13:10 粘土の活動
   ・大量の粘土をリズムに合わせて行動的に土練りをする
   ・グループ活動
    他素材と組み合わせて箱庭など街や風景をつくる
 14:30 片付け
 14:40 ディスカッション

 15:30 終了

『粘土を使った活動を考える』ワークショップの様子

アドバイザー小串里子先生のファシリテーションによるワークショップを行った。

今回は、保育士、学生を対象としたワークショップであるが、幼児の造形への理解を深めるために、子どもも参加して行うこととした。

1.粘土を切り分ける。

粘土きり(タコ糸で自作したもの)を使って、粘土の切り方を知る。子どもでもすぐに容易く切れた。

2.切り分けた粘土を、大きな輪にして置き、周りに立つ。

3.全員で音楽に合わせて粘土を踏む。ここでは、音楽(「野菜のポルカ」)を使用して、粘土を踏みながら回った。(行進がしやすく、軽快なリズムの曲が良い)

粘土の適度な硬さと、滑らかな感覚が足の裏から直に伝わって来る。

参加者が、一気に素材の魅力に引き込まれていく楽しい活動である。

緊張で表情が硬かった子どもたちも、この活動でリラックス。

足踏みの活動により、土練りが仕上がったところで、次の活動に移る。

4.ベニヤ板についた粘土をはがし、中央に集める。

子どもたちも大きな粘土をはがし、積極的に活動していた。

5.粘土を高く積み上げ、飛び降りる。

飛び降りる場所に粘土を置き目安にする。着地点の目標ができ、一気にリラックスして、大きく飛べるようになった。

6.活動が定着してきたところで、活動に変化をつける。

ポーズをとってから飛ぶ。1人1人どのようなポーズをとるか考え工夫する。

7.粘土を使って全身でかかわったところで、次の活動が提案された。

・子どもたちは、粘土で好きなものを作る。

・大人は、3グループに分かれ、共同制作をする。大人にはファシリテーターから

テーマが提案された。

テーマ「空間がありできるだけ高くなるような造形物を作る」

子どもたちの活動

互いに年齢も、園も違う子どもたちであったため、初めは、それぞれが思い思いに作っていた。

しかし、自分の活動に集中するにつれ、自分の活動を手伝ってほしい時に声を掛けたり、自然と協力し始め、互いに制作したものが1つの空間になって行った。

また、活動に夢中になりにつれ、子どもの扱う粘土の量が徐々に大きくなっていくことが分かった。

大人たちの活動

全員でじゃんけんをして、無作為に3グループを作った。

各グループは簡単な話し合いの後、思い思いに作り始めた。

「首の短いキリン」

デフォルメされた形と写実的な表情が対照的な素敵な作品になりました。

テーマは「あまから」甘さと辛さを表現。

上に乗ってる顔の表情がユーモラス&不気味なのがすごくユニークな作品!

頂上にハートのある「愛の塔」

粘土の重荷で崩れそうになるも、何とか修正して完成!

全員で鑑賞会

最後に全体の鑑賞を行った。

アドバイザー小串先生からふり返りの説明があった。

大人は、子どもの活動と違い、手がかりが無いところからの造形は難しい。今回は、参加者の様子を見て、テーマを設定することにした。テーマ「空間があり、できるだけ高くなるような造形物を作る」は、今日、考えたテーマであった。今日の皆さんの様子にふさわしいテーマを決めたが、それぞれのグループで活発な活動になり良かった。テーマによる活動が難しいような場合は、他素材であるおもちゃなどを足して、箱庭のような風景を作るようにすると、造形のきっかけが出来大人でも作って行きやすい。今回は、それぞれのチームが自由な表現ができ、良かった。

粘土による造形は、立体の表現であるが、同時に空間を作っている。これは、平面の絵画であっても同様で空間の造形が基本である。空間を意識して表現をすることが大切。

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