聖徳大学言語文化研究所

聖徳大学言語文化研究所は、聖徳大学開学(平成2年)の翌年に設立された聖徳学園川並総合研究所に始まり、平成10年の大学院開設を機に、平成11年には聖徳大学言語文化研究所に改称して今日に至っています。この過程が示しているように、本学における大学教育の基礎をなす研究の専門機関として設置されています。

本研究所の設立趣旨には、現在の細分化し、たこ壺化した専門の閉塞状況の打開のために、「閉鎖されたムラだけの研究ごっこであってはならず、世界の学会に向かって開かれた研究を目指し」、「原則として、それぞれの専門分野を越えた境位での総台視野に立つ研究開拓を目指す」、「たんなる専門方言と、無責任な感想言語の弊に陥ることなく」と高らかにうたっています。

人文学が国際性・学際性・現代性に立脚する学問であることを思えば、聖徳大学文学・児童・人間栄養・音楽4学部をベースに置く本研究所の主旨としては当然のことですが、国際性・学際性あるいは総合性を備えた研究は、言うには易く、行うには極めて困難な面があります。各分の研究発表や講演がなされているからとて、それが単独であれば即総合性があるとはもちろん言えません。約20年間の本研究所の活動から見ると、すべてがそうであるとは言えないまでも、専門分野を越えた総合視野に立つ研究開拓への模索の努力がなされていることは疑いありません。

本研究所の研究活動は、研究会・講座・研究課題別プロジェクト・研究講演会・学術誌刊行からなり、研究会や講演会には異なった分野の研究者が一堂に会して、毎回活発な質疑応答と討論が行われています。また、プロジェクト研究はプロジェクト(A)「国際比較言語文化論研究」、プロジェクト(B)「地域ボランティアとの協力による「外国人の成人および子どものための日本語教育」、プロジェクト(C)「英米文学の名作を読む」の3つを実施しています。さらに月例の研究発表会等が開催され、学術誌『言語文化研究所論叢』が刊行されています。

これらの研究内容が示しているように、「言語文化」と銘うつものの、言葉を問題にする狭義の言語文化ではなく、言語に根幹を置くすべての言語活動、即ち、宗教、科学、教育、文学、歴史、芸術、建築、生活文化等々、人間の営み全般にわたる事柄を対象に研究しています。

現在、少子化による18歳人口の激減は、大学の教育・研究に多大な影響を与えています。ともすると、学生に迎台する教育が先行して、大学教育の基礎をなす研究は閑却されがちです。しかし、やがてこの異常な状況が鎮静化した暁に大学に問われるものは、研究の達成度であること疑いありません。
言語活動を通じての総合的文化探究をスローガンとする本研究所こそ、本学において、総合的文化研究の牽引力的働きをなすものと確信しています。

運営委員の紹介

言語文化研究所は所長以下、各分野から選ばれた運営委員によって、運営されています。


平成27・28年度聖徳大学言語文化研究所運営委員
委員長 言語文化研究所長 林 史典
委員 言語文化研究所  北村 弘明 保育科(第一部)長  塚本 美知子
児童学部長  奥村 高明 総合文化学科長  野中 博史
心理・福祉学部長  高尾 公矢 児童学科 安広 美智子
心理学科長  菅沼 憲治 児童学科 長江 曜子
文学部長  藤原 保明 社会福祉学科 赤羽 克子
人間栄養学部長  池本 真二 文学科 李 哲権
看護学部長 久米 美代子 保育科 海老江 康二
音楽学部長 高橋 大海 総合文化学科 正道寺 康子

敬称略

ページの先頭へ