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心理教育相談所レポート

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【2018/06/02】

第14回研修会「公認心理師の職責」

 聖徳大学心理教育相談所主催第14回研修会「公認心理師の職責」を、平成3062()に開催いたしました。本研修会は、本学大学院臨床心理学研究科修了生を対象に行われました。
 講師として、跡見学園女子大学心理学部長の野島一彦先生をお招きしました。野島先生は グループカウンセリングやグループエンカウンターなどの分野をご専門とされています。また、貴重な公認心理師のテキストである「公認心理師の職責」の監修・執筆をされています。
 公認心理師とは、新たな国家資格の心理職です。平成29年に公認心理師法が施行され、平成3099()には第1回公認心理師試験が実施されます。なかでも、「公認心理師の職責」は、公認心理師を志す上で特に重要な課題です。臨床心理学研究科修了生の多くも、公認心理師の資格取得を目指しています。

 そもそも、職責とはどういったことを指すのでしょうか。野島先生によると、職責とは職業に対する責任であり、また、その職業に伴う責任を自覚することを指すのだそうです。そのため、「公認心理師の職責」は、公認心理師のことを理解するために一番基本的な内容であると野島先生は言っています。

 今回の研修会では、最初に、公認心理師はどのような役割が求められるのかということについてお話しいただきました。あわせて、民間資格である臨床心理士との類似点、相違点についても触れながら、解説していただきました。
 公認心理師は、保健医療、福祉、教育、司法、産業など様々な領域で活躍することが期待されている心理職です。本研修会では、各分野における公認心理師の業務内容や多職種連携についてもお話しいただきました。
 多岐に渡る内容について、野島先生のご経験とあわせてお話しいただき、とてもわかりやすく学ぶことができました。会場は満席で、活気あふれる研修会となりました。
 ご参加いただいた皆様からは、「先生の意見や体験談も含めて、具体的にお話しいただいたので、大変勉強になりました」「臨床心理士としても大切な内容であったと思いました」「国家試験対策だけではなく今後自分の臨床業務を行う際の枠組みの整理になりました」などのご意見をいただきました。

 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。聖徳大学心理教育相談所では、今後も様々な研修会、講演会を企画しております。次回もどうぞご期待ください。

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